(大尉に部屋まで連れてきてもらった)


〇〇ー、着いたぞーお前の部屋ー
分かるか?おーい


お前のとこの洗面台どこだよって、ここか……




ほら、水

(ベットに座らされ、水が入ったコップを口元に差し出されたものの全く飲める気がしない)
(のめない……のみたくない……)


一口でも飲んどかねぇと明日辛いのはお前だぞ? ほら……


(だからのめらいもん……あしたつらくてもいいもん……のみたくらいんらもん…!うえ…)



はあーーーーーーーー
……ちっ、仕方ねえ

これは介抱、これは介抱……よし〇〇、こっちおいで



(大尉の腕が届く位置まで近づくと、抱き寄せられた。唇に指が這う。素手だ…いつのまに……水を汲んだ時かな…なんてぼんやり考えていると、親指は更に奥へと進み、歯列をなぞってから隙間をこじ開けた)




大人しくしてろよ……
(そうつぶやくと彼はコップの中の水を口に含み、)




(ちゅ、と口付けた)
(少しずつ水が流れ込み、ごくごくと喉が鳴る。流石に少し苦しいので、彼の首にしがみついた。何度かコップから水を口移しで与えてもらっているうちに、離れてしまうのがなんとなく寂しくなってた。今までと同じように水を飲み終えた後、舌を絡みつかせてみる。驚いたことに、彼もそれに応えてくれた)


(くっついているところが熱くてたまらない……彼の熱が直に伝わってくるかのようだ)


ごめんな…ごめん、止められねぇ


(彼はうわ言のように謝罪を繰り返している。謝らなくて良いよ、嬉しいよと伝えたいのに声にならない。このまま溶けてしまって彼の一部になれたらいいのに、そうしたら想いを伝えられるのに、なんてくだらないことを考えていた)





名前:空神様
46歳

GOD

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