ウルゥル「名案。」
サラァナ「嫉妬心を利用するとは、あなたもなかなかですね。」

「そ、そうかな?」

ウルゥル「こちらへ。」
サラァナ「少しの間、私たちと仲良くして下さい。」

(約得だな。)

ハク「おーい、お茶を頼……」

ウルサラ「わくわく。」

ハク「あれ。いやあ、邪魔をした、なのか?
でも、人の部屋でやるのはどうかと思うぞ。」

ウルゥル「チャンス。」
サラァナ「主様、これはまだ事を成す前です。止めるなら今です。」

ハク「はあ? そんなの、お前らの好きなようにすればいいだろうが。
人の気持ちを強制するような事は、俺はしないぞ。」

ウルサラ「!?」

ウルゥル「完敗。」
サラァナ「作戦とは言え、あなたとは寝られません。ごめんなさい。
やっぱり主様以外には考えられません。」

ハク「おい、何なんだ。どういう事なんだこれは。」

ウルゥル「我慢出来ない。」
サラァナ「主様、少しお休みになられませんか?
今なら、普段の数倍、気持ちよくして差し上げる自身があります。」

ハク「とりあえずヤバそうだ。」

「あっ、逃げた。」

ウルゥル「逃がさない。」
サラァナ「主様への愛、再確認出来ました。ありがとうございます。
主様を追うことに致します。」

「お、お幸せに……。」
嫉妬させる作戦。