クオン「へぇー、そうなんだ。
じゃあ、皆にそう伝えておくかな。」

(あれっ。)

(バタン)

ハク「おうクオン。小遣いを貰えないか。」

クオン「ダメかな。
ウコンもいるのかな。ちょっといい? 大事な話があるかな。」

ハク「バッサリ、か……。」

ウコン「ネエちゃん。何のようだ?」

クオン「この人、ホントは女性だったんだって!」

ハク「はぁ……?」

ウコン「ほう……。(ニヤリ)
そいつはたまげた。今までよく隠し通せたもんだ。」

クオン「だから、今度からはこの人の事を女の子として丁重に扱って、守ってあげて欲しい欲しいかな。」

(え、ちょっ)

ノスリ「いい男とは、そういうものだ。」

ハク「おい、どっから湧き出てきた。」

ウコン「それでは、服装から改めて、これからは風呂も女湯に。
あと、髪もキレイに手入れさせようじゃないか。誰かを呼んでくるか。」

クオン「じゃあ、誰か読んでくるかな。」

(バタン)

ハク「おいおいおい、どういうつもりだ。」

ウコン「何がそうさせたのか理解に苦しむが、嘘を付いたらどうなるか。
軽い嘘のうちに体に叩き込んでおくから、覚悟するんだな……。はっはっは!」

(この人達楽しんでますわー!)

(バタン)

クオン「おまたせー!」

トウカ「連れて来られた時に性別を見誤るとは情けない。
だがしかし、安心なされよ。
某があなたをかれんな女性の姿に戻さん!」

(なんてこったい!)

実は女