おーい、○○
僕帰るよー…、あ、起きた?って、ちょっ

(起きたかと思った彼女は寝惚けていたようで、ベッドに腰かけていた僕に突然抱き付いてきた)

……あの、いや、僕帰るって…
離れてよ、○○?

(いつもならここで一喝するのだが、抱きついたままうとうとしている彼女を見ると、そんな気も失せる)

このまま寝られたら困るんだけどなぁ…


…………


……小さいな、こんなすっぽり収まるのか……

(ほんの出来心で、彼女を包み込むように抱き締めるとそのサイズに驚く。分かってはいたが、体格差はどんどん広がっていた。──自分の様にゴツゴツしていない柔らかい体、甘い匂い。単純に好きだった想いに、複雑な欲を感じた日から……、僕は大切な幼なじみを傷付けない様、スキンシップは徹底的に避けていた)


なのに、○○がこんなに無防備だから……


(いまだに夢から覚めていない彼女を、再びベッドへ寝かせた。そこに覆い被さってみても、彼女は全く起きる気配がない)


我慢、出来なくなりそうだ


………いつか本当に襲っちゃうかもよ…?


(頬から首筋を撫でると、○○がくすぐったそうに身を捩った。そのときの幼さの残る表情をみて、ようやく冷静になる)


………帰ろ
おやすみ、○○


(すやすや眠る彼女に布団をかけてやり、今度こそ部屋を出た)



お説教はまた明日だな

名前:佐藤寿也+坂口光
通算本塁打144本
話した言葉:寝惚けて抱きつく

寿くんかわいい

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