…○○、部活終ったよ
……聞こえてないか
(夕暮れに染まる教室の中ですやすや眠る彼女は、そっと髪を撫でてみても、声をかけても、全く起きようとしない)
人の机に落書きしてくれちゃって……
(暇潰しなのだろうか、恐らく僕の顔だろうという絵が机に描かれてる。消さなくてはいけないのが、少しもったいない)
こんなところで、よくそこまで熟睡できるなぁ
……まるで眠り姫だ
(ここで僕がキスしたら、○○は起きるんだろうか。寝息を漏らす唇をじっと見つめてしまう。その唇に触れたいと、もう何度思ったか分からない)
………○○……
(当然、眠る○○の唇に口づけるような真似は出来なくて、仕方なく柔らかい頬へと唇を落とした。──その最中、教室の扉が開き、扉に手をかけたまま固まるクラスメートの女の子と目が合った。二人の時間を邪魔されたことに少し不満を抱きつつ、にこりと笑顔を作る。)
○○には、秘密にしててね
(そう言うと、女の子は顔を赤くしてすぐに去っていった。教室に用があったんだろうに、少し悪いことをした)
それもこれも、○○がこんなところで呑気に寝てるからだよ?
……本当、人の気も知らずに、呑気なもんだよ
まぁ、……そういうところが好きなんだけどね
(もう一度その頬にキスをすると、○○はやっと起きてくれた)
名前:佐藤寿也+坂口光
通算本塁打144本
話した言葉:放課後に寿くんの席で眠る
寿くんかわいい
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