取り消せですと…?
断じて取り消すつもりはありません!そりゃそうでしょうが?
月の支配者である月夜見は開祖として、月の都の新たな時代の扉を開きました。
侵略者の私が言うのもなんですが、まさしく月の王の名に恥じぬ女です。
それに比べて、嫦娥はどうです?
果たしてその月夜見とまともに戦う気があったのかどうか…
大方、安全な場所で大所帯を持ち、小山の大将で満足していたのではないのですか?
世間では嫦娥の名で、今も月の平和を守ってるとか言う馬鹿どももいるようですが…
私に言わせれば、たかが雑魚の玉兎ども相手に睨みをきかせたくらいで女神気取りとは笑わせます。
月夜見の後塵を拝し続け、名実ともに永遠に王になれずじまい。
つまりは永遠に月夜見には勝てない。永遠の敗北者!
そのが嫦娥です。どこに間違いがあります?
取り消せよ、今の言葉!