(夕餉の時間、何気なくつぶやいた。)
(すると視線を感じ、辺りを見回すと、皆こちらを見つめたまま固まっていた。)
(一期はロイヤルスマイルを浮かべたまま箸を落とし、乱は無意識なのかどうか知らないが、箸を折っている。)
(唯一事情を知っている後藤は、信濃とおかずの攻防戦を繰り広げていた。)

君、やっちまったな…俺達に知られる事がなければ、平和に過ごせただろうに…。
君達の気持ちは分からなくもないがなぁ…俺だって主をどこの馬の骨とも分からん奴にやりたくはない。だが人は人と一緒になるのが一番だぜ。ここは大人しく見守ろうじゃないか。

何一人だけいい子ぶっている?…目が笑ってないぞ、鶴。

やめろ爺さん達……殺気を出すな、大将が怯えてるだろ。
大将の想い人に危害を加えたら裏切り行為とみなすぞ。…後は分かるな?
あ、あの…