ふぅ…決勝まで座って待つとするか…。
よいしょっ!



祭はちょうど、いい賑わいを見せていた。
子供に大人にお年寄り…あらゆる人の歓声が、あたかも蝉時雨のように響き渡り…
その音に合わせるかのように、太鼓などの楽器の音が満ち溢れる…

綿流しが、一つのハーモニーを奏でているようだ。

そしてその中から聞こえてくる、とても元気なみんなの声。
少し異質な音ではあるが、周りの音と絶妙に溶け込み、祭の楽しさを更に加速してくれている…
そんな事さえ思える…。



今、予選はどんな感じなのだろうか…



\次ハオジサンノ番ダヨ!/        
          \トラップデスワ!/
\ウッディ!/        
       \ナズェミテルンディス!?/
\ムゥ!?ヒドイヨォ!/        
        \WRRRYYYYY!!!!!/
\ハゥ-!オッ持チ帰リ-!/         
\ウンタン♪ウンタン♪/
           \アゥアゥアゥアゥ/
\ポテチヨサトシクーン!/
\オイデナサイナ、煉獄ノ七杭!/       
          \へぇあ/
\ニパー☆/              
           \牙突零式!/
\オバーチャンニ習ッタノー!/




何か変な声も聞こえるけど、気にしないでおこう…



(それからしばらく…)



魅音「お待たせ!」

『シード-3』