沙都子「…梨花、胸の大きさなんて気にしなくていいんじゃありませんこと?」

梨花「…そんなの…みんなが大きいから言えるだけであって…」

レナ「…たしかに梨花ちゃんの控えめな胸は欠点かもしれないね…。けど、梨花ちゃんにはそれ以上の良い所がある…ってレナは思うな。」

詩音「そうですね。それを超える余りある可愛さがあるじゃないですか。正直羨ましいです。」

梨花「………」

魅音「誰にだって欠点も美点もあるよ。そして欠点は減らすことは出来ても、完全に消す事は出来ない。だからこそ、欠点ばかりを見ずに、美点を上げてそれを補う事が大事なんじゃないかい?」

詩音「お姉なんて未だに欠点だらけで、唯一の美点は胸だけですからねぇ~。」

魅音「おいっ!?今せっかく良い事言ったのに!」



レナ「あははは…。えーっと、だからさ、梨花ちゃん。自分のコンプレックスに思い悩むんじゃなくて、自分の良い所を伸ばしていこうよ。そうしたら、いつかきっと良かったと思える日が来るんじゃないかな♪かな♪」

魅音「それが分からなくて1人で悩むぐらいなら、みんなに相談してよ!もっと頼っていいんだから!」

詩音「ふふふ♪ その度に私たちが梨花ちゃまの良い所を挙げて、励ましてあげます!」

沙都子「そうですわよ!私は梨花の良い所をいっぱいいーっぱい知っておりますのよ!悩みなんて吹っ飛ばしてあげますわー!」

梨花「みんな…」



羽入「梨花…。あなたには、こんなにもあなたを想ってくれる仲間がいるのです…。これ以上、何を望むのでしょうか…?」

梨花「羽入…」

羽入「これ以上何かを得るだなんて、神様の僕でもちょっと嫉妬してしまうのですよ…。」

梨花「…そうね…私が間違っていたわ…。私ったらなんて下らないことで思い詰めていたのかしら…。」

羽入「…もう!梨花はちょっと欲張り過ぎなのです!お仕置きなのです~!」(ぎゅっ)

梨花「わっぷっ!?ちょっと羽入!?// …まったく…顔に胸が当たってすごく不愉快だわ…。」

羽入「ふふふ~♪ これが梨花が唯一得られなかったものなのですよ~♪」

梨花「…やっぱりちょっと腹立ってきたわね…。帰ったら御礼を込めて、激辛料理のフルコースを御馳走してあげるわ…★」

羽入「あう!?ごめんなさいごめんなさいごめんなさい~!!」

沙都子「やれやれですわ…。でも…いつもの梨花に戻って嬉しいですわよ♪」

梨花「にぱー☆ したたかさはボクの美点の1つ…なのですよー♪」



圭一「…俺ら蚊帳の外だな…。」

悟史「あははは…まあ水を差すのもあれだしね…。」

圭一「さて、良い話っぽく終わったところで…このスイッチどうする?」

悟史「僕らでこっそり処理しておこうよ。」

叩き売りオークション品-60-2