歩いてからどれ程の時間が経ったでしょう…


しばらくすると、前方に薄い光が見えてきました。


なんと、特に何も起きずに出口に辿り着いてしまったのです。


もちろん全員拍子抜け。
心に余裕が出来たのか、帰りは1人1人入り口に向かう事に。
しかし結局、何も起こる事はありませんでした。


「このままでは面白くない。せめてもう一度トンネルに入って写真でも撮ろう。」
ふとした提案、勿論全員の返事は一致。
わざわざトンネルに戻り、そしてトンネルの中間地点で写真を撮りました。


勿論、その時の行き帰りにも何も起きませんでした。







廃トンネル-2