俺は、近道であるこの公園を抜けることにした。




○○「(…誰もいないな。)」




周りを見渡してみるが、誰もいない。




そのまま公園を通り抜けようした時だった。




??「…ニャ…ァ」




○○「…ん?」




何か声が聞こえたような気がした。




○○「(…気のせいか?)」




その場に立ち止まり、もう一度耳を澄ます。




??「…ニャ…ァ」




○○「(この声は…猫だな)」




確かに猫らしき声が聞こえた。



○○「…行ってみるか。」




俺は、声のする方へと足を向けた。




どうやら、向こうの茂みの中から聞こえてくるらしい。




茂みを分け、声のする場所に辿り着いた。




すると、そこには黒い子猫を触ろうとしている、制服姿の女の子の後ろ姿があった。




すると、女の子はこちらに気付いたらしく振り向いた。




女の子「…あなたは誰ですか?と、ミサカは問いかけます。」



この瞬間、俺の人生は違う方向へと動き出した。




〜続く〜
encounter5