…あー…
走ッた意味ねーじゃん……
こんだけ濡れたら歩いても…一緒…ハハッ…お前池にでも飛び込んだのか?
「西くんもね?」
まじダッセェ…とりあえず服絞って…玄関出たとこで
「えっ」
着たままでいーから…滴落ちない程度に
家上がれねーし
「はーい」
……(ギュッギュッ……う…)
いつまで待たせンだよ
「ごめん」
ハァ…お前一生俺の足手まとい確定だな
昇格する兆し全然ねーし
あー…かかんな
(渋々後ろに回るとそこからぎゅうっとシャツを絞ってくれた。ち、近い…)
ん
「さすが西くん、いやスーツ」
死ねよ。
***
(じー)
「……な、なに?」
いや?
タオル取ッてくる
「あぁ、ありがと…」
つーかお前マジで色気ねーな…いや、その色はマジでない。プッ
「えっ!?…うわっ!!」(バッ)
(めちゃくちゃ透けていた)
→