うむ、万華鏡の見せた泡沫の夢とはいえ、実に愉快なものであった。
しかし、どのリンもあんな感じなのか?
多分、余の知るリンとは少し異なるがそれでも纏う雰囲気は瓜二つだったぞ。
そうだな、あと欲を言うならば……奏者にも居て欲しかったかの。
他と比べると容姿はちと劣るが、体当り根性系アイドルとしてなら……イヤ、ダメだ!
奏者は余、一人の者だ!
アイドルになってしまっては台無しではないか!
そうだ!
奏者は余、専属のマネージャーとしよう!
勿論、秘書としての席も約束する!
ふふん、これで何時でもそなたと一緒だ。
実に名案であろう?
インペリアル・ローマ