あれからどれくらい時間が経ったか分からない。

けれど先程から同じような景色をぐるぐる回っている気がして、来た道さえ分からなくなっていた。

自分が完全に迷ってしまったのだと気付いた途端、急に足が重くなり始める。

あんなに明るかった空も曇りだし、辺りは陰鬱とした空気が流れ、段々不安が大きくなる。


堪らずその場に座り込む
このまま進む