しません。

どうせ酔いが醒めて明日になったら忘れてしまうようなキスなんてしても意味無いでしょう。大体君、アルコールで頭の中がぐちゃぐちゃになっているだけですよ、僕たちが友達同士だと言う事も忘れているんでしょうからね。

…って聞いてますか?


!……ちょっと…っ押し倒さないで下さい…!この酔っぱらい!

な、何マウントポジションとっているんです?早く僕の上から退いて下さい、目が据わってて怖いんですよ…!

…ねえ、顔がだんだん近付いてきているの気がするのですが、…っ駄目ですよ、そういう事はしてはいけないんです僕たちは…っ

(相手を押し倒したはいいが、焦って少し赤くなった骸の顔がだんだんぼやけてくる。そのまま急な眠気で瞼を閉じた)



………?…ちょっと、大丈夫ですか?……もしや寝ているのか…?

こ、これだから酔っ払いは…!…な、今までのは一体何だったんですか、ちょっとドキドキしてしまった僕が馬鹿みたいではないですか…

気持ち良さそうに眠って…まったく、僕の気も知らないで…仕返ししますからね。

(ちゅっ)
ちゅーしよう