あ…こら…っ

止めなさい、汚いですから…

(傷口を優しく舐めていると、骸はすぐに腕を引っ込めた)


…た、確かに舐めておけば、とは言いましたがあれは言葉の文ですよ…本当に舐めなくともいいんです。

それに血気盛んな男子には傷なんて付き物ですから、心配せずとも大丈夫ですよ。

君の気持ちは有り難いですがね。

(そう言いながら唇を親指で丁寧に拭われる)

…後でちゃんとうがいか何かして下さい。僕の血なんて口にするものではありませんから…
舐めて消毒