何処に行ったかと思ったらこんな所に居たんですね。

一体何を……って、…どうしました?

何故泣いて…何かあったんですか…?

(上手く隠れたと思っていたが簡単に見つかってしまった。
顔を見られたくなくて思わず俯く)

…黙っていては分かりませんよ…とりあえずこっちへ来なさい。


(傍に行くのを躊躇っていると痺れを切らした骸が近付いてくる。

泣いていた事が恥ずかしくて、思わず無意識に逃げようと身体が動いていた)

待ちなさい、どこに行くつもりですか…

(が、上手く歩けず足が縺れて転びそうになる。

何とか持ち直した所で強く腕を掴まれてしまった。骸を見ると怒っているような困っているようなどっちとも付かない顔でこちらを見下ろしている)


…っ馬鹿ですね君は…逃げようとしても無駄です。

(そう骸が言い終わる前にその胸へ引き寄せられる)

君の遅い足ではすぐに捕まりますよ…もう観念するんですね。


抵抗する
そのまま抱きつく
隠れて泣く