(すうすうと寝息をたて始めた骸の布団をめくると、広い背中が見えた)


…………すー…すー…

(呼吸は規則正しく起きる気配は無い。そっと潜り込んでその背中にくっつくと暖かい)


……ん……ぅん…、

(骸の身体がぴくんと動く。起きたかと思い少し背中から離れたが、寝返りをうっただけだった。

穏やかな相手の寝息が額にかかり擽ったい。骸の胸に顔を埋めると柔らかい匂いがして段々と眠気が襲ってくる)


…………今日だけですからね…

(意識を失う瞬間、耳元で何か囁かれたような気がした)


…………



→…何時まで寝てるんですか起きなさい