神奈子「ああ、お前たちも来てくれたのね。嬉しいよ。
さあ、新たしき一年を迎え、其の心に思う願いは何ぞ。」
出迎えたのは神奈子。いつものフランクな雰囲気はそのままだったが、今日はそれに加えて、より堂々とした、威厳のある姿に見えた。改めて、彼女が多くの信仰を集める神である、ということを意識する。
諏訪子「明けましておめでと。この日は朝から忙しいよ。嬉しいことだけどね。ま、そう固くならずに、気楽に参拝していってくれ♪」
諏訪子に促され、静葉に作法を教えて貰いながら、お賽銭を入れ、柏手を打つ。
隣の二人も、静葉は折り目正しく、穣子は元気よく、それぞれ願いを込めているようだった。
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