> 「いや、静葉にお風呂どうぞって言われたもんだから、お言葉に甘えようと思ったんだけど、いざ風呂場に入ったら先客が……って」
風呂場に誰もいないって、そんな馬鹿な。
そう思って振り返った先には、ガランとした浴室。
……誰も、いない。
「あ、れ……そんなはず……?」
本当に見間違いだったんだろうか。
確かに射名丸文本人だと思ったのに。
「つ、疲れてんのかな? あっはっはっは……」
姉妹の視線が痛い。
やめろ、そんな可愛そうなモノを見る目で俺を見ないでくれ。
「はっはっは……大声出してすんませんでした大人しくお風呂いただきます」
言い分は通りそうもない。弁明すらできずに敗北宣言した。
あとできればあんまりマジマジと見ないでください。入浴直前だったので、こう、色々と恥ずかしい。
……視界の端で、ちょうど足下に隠れている黒い羽根があったが、俺は気付いてないぞ。
静葉「……なんだったのかしら…?」
穣子「さあ…?まあ、気にしなくていいんじゃない?」
> 気にしなくていいよ。
この怪我は逃げる途中に絡んできた妖怪につけられたものだしね。
ムカついてたから殴り飛ばしてやったよ。
椛「な、殴り…。
勇敢というか、無謀と言うべきか…。
よくそれで追い払えましたね…。」
> さて…かくして早苗さんとお近付きになれたわけだがイチャイチャとは何したらいいやらのぅ。うーん…とりあえず…こう?(ぎゅっ
早苗「ひゃっ!
(ばっ)
わ…ご、ごめんなさい!
でも…そんないきなり抱きしめられたらびっくりします…///」
諏訪子&神奈子「………。」
(じーっ…)
> そっか。ふられちゃったな…。
あぁ、自殺したりはしないから安心して。
椛もいいお相手が見つかるといいね。
俺もいいお相手探さないとね。
椛「自殺など、そんな、とんでもないです!
私のことはともかく…
……ちゃんと探してあげてくださいね。
近くにいすぎて、気づけなかったなどということにならないよう。」
>クスッと小さく笑う友人「だって、にとりさん美少女なんだもの。それは仕方ないよ。
それはともかく……心配してくれてありがとう。
これは、にとりさんの為にも無事に帰らなきゃ、だね……フフッ」
(再び手を繋ぎながらにとりの家に向かう)
にとり「別に…私なんかより可愛いのはいくらでもいるよ…///
(…また手、握られてるし…)
まあ、いいか…ちょっとの間くらい…///」
→