そして、冬の日が沈むのは早く、そわそわしているうちに夜がきた。
今、俺は静葉と穣子と一緒に、守矢神社に向かっている。
もちろん手には何も持っていない。
一番大事なものは、これも早苗の手引きで、明るいうちにすでに守矢神社に運んでおいたのだ。
ふっふっふ、この俺様にぬかりはない!!

文「こんばんは、やはりお三方はおそろいで登場ですね♪」
空中から、聞きなれた声がした。文だ。

はたて「アンタも来るんじゃないかと思ってたわ。こんばんは♪」
続いてはたて。こっちは歩いて登場だ。

椛「みなさんお揃いのようですね。もうすぐ始まります、遅れないうちに行きましょう♪」
ゆっくりと歩いてきたのは、これも見なれた白い耳と尻尾が可愛らしい姿。
今日も見回りお疲れ様でした。
そうこうしているうちに、俺たちは神社についた。
→