そして、にぎやかに宴は進んだ。
俺のそばには、はじめは静葉と穣子の二人、それに一緒に来た天狗三人娘がいたが、にとりや雛もいつの間にか座に加わってきていた。
そして、早苗がさりげなく、諏訪子と神奈子も連れてきてくれた。
(……よし!)
俺たちは目で合図して、皆に向かって話しはじめた。
「実は、クリスマスにはもうひとつ習慣があって…」
大切な人や家族、恋人どうしで贈り物を贈る習慣があること。俺がそのことを説明し終えると、早苗が言葉を続けた。
早苗「それで…今年は、私と○○さんで…プレゼントを用意したんです!!」
そして俺がタイミングよく、早苗の分と俺の分のプレゼントを皆に見せる。
早苗「じゃあ、まずは○○さんからっ!」
自分なりに一生懸命考えて、喜んでくれそうなものを用意したつもりだ。
喜ぶ顔はみられるだろうか。
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