静葉「ふふ…外の人たちが、こんな素敵な習慣を持っていたなんて知らなかったわ…♪」
穣子を背中に乗っけたまま、静葉が俺に向き直った。
穣子「うん!でも、○○たちがこんなサプライズを思いついてたなんてね…♪」
穣子も続ける。
思いついたのは俺じゃないんだけどね。
でも、今夜のサプライズ作戦は…だれがどう見たって、大成功といっていいだろう。
静葉「ああ、そうだ…♪」
何か思い出したように、静葉が俺を見つめる。
穣子も静葉の背中から降り、ニコニコとこちらに向き直った。
静葉「貴方のおかげで、今日はほんとうに楽しかったわ…♪素敵な思い出をありがとう。」
二人「メリー・クリスマス!」メリー・クリスマス。
余談だがそのあと、二人はしばらく俺抜きで顔を寄せあってなにやら話していた。
文たちや諏訪子たちも、時折なにか相談でもするようにヒソヒソやっていた。
…来年は、今年よりもっとにぎやかなクリスマスになりそうだ。