穣子「うん…チョコレート、だよ。

あんまり手の込んだものじゃない、けどね…あはは…///」

はにかむように笑う穣子の後ろから、今度は静葉がすっと俺の手を取った。

そして、穣子のものとよく似た、可愛い包みを俺の手に乗せてくれた。
赤い包みに、金色のリボン。彼女自身の服と目の色に良く似合う、綺麗な色だった。

静葉「……貴方は知っているわよね、今日がなんの日か…♪」

静葉が話し始めた。

2013バレンタイン4